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Blue mob

2021年 「TOKYO MIDTOWN AWARD 2021」東京ミッドタウン

W270H200D2000(cm)
モニター、 webカメラ、ブルーシート、発泡ポリスチレン

 

Covid-19のパンデミックによって、 この一年足らずで我々の取り巻く環境やコミュニケーション の在り方はめまぐるしく変化した。

通信インフラがフル活用され、自己表現や発表の在り方も大 きな転換期に立たされている。

私はそんな環境の変化に違和感を感じながらも、受け入れ直視し ていくような作品を展開した。

多くの人々の動きが戻ってきた東京ミッドタウンの中で、未だ戻らない「記憶の中の集団」をカタチにした。

この存在性、不在性の行き交う違和感を、クロマ キー合成を通して人流の中で構成した。


【Blue series​】

会場に置かれた青い造形物。それをリアルタイムで画面上に映し出し、 ブルーバックを利用したクロマキー合成を行う。

青い作品はカメラの前を通り過ぎる人々と共に、クロマキー合成を施された映像として、リアルタイムでモニターに映し出され、

そこには現実とは異なる姿が現れる。

Covid-19により、表現の場が今までのように行われづらくなってしまった環境に於いて、

作品の物体としての存在はどうなってしまうのか。

画面上では見ることはできな いが、足を運ぶことにより見ることの出来るインスタレーションを構成する。

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